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テクニックをアドバイスしています。
販促ツールコンサルタントの
那須野です。
読むだけで販促デザイン力のつく
ブログです。
今日はレイアウトに関連して、
前回の続きにもなりますが、
写真の扱い方に関するお話です。
前回、イメージが入る場合、入らない
場合の印象の違いについて、
そして入るイメージが、写真なのか、
それも人物が入った写真なのか、
イラストなのかで、紙面のイメージが
大きく変わることを見ていただきました。
今回は写真に限定して掘り下げ、
さらに違いを確認したいと思います。
いつも、なんとなくで、写真の使い方を
考えている方も多いかもしれませんが、
写真のトリミング(切り抜き方)や
加工の仕方で、チラシやPOPの
イメージはかなり変わってきます。
意図しない方向に、見込客に与える
印象が全く変わってしまうことも
あり得ます。
それくらい大事な写真の形ですが、
その種類はというと、主なもので
角版、丸版、片方裁ち落とし、ボケ版、
切り抜き版、と呼ばれるものがあります。
角版とは、このように四角い形で
切り取られる、よく見る写真の形です。
そして右が角版の使用例です。
角版はこのように、水平垂直に沿った
四角い形をしているため、これも以前
説明したことに関連して、グリッドに
沿った形になるので、理性的、まじめ、
カタい、というような印象になります。
続いて丸版とその使用例です。
丸版は文字どおり円形に写真を
切り抜いた形です。
先ほどの角版と違ってグリッドを
崩す効果もありますので、少し柔らかく、
くだけた印象に変えることができます。
そして、片方裁ち落としと使用例
片方裁ち落としは、写真の中の
オブジェクト、この例で言えば
りんごの形を切り落とした写真を
使用するものです。
事例のように紙面のフチで切り落とすように
使用することが多くあります。
その場合は、上の角版の場合と比較して
紙面の外に向かってイメージが広がっていく
印象を与えることが出来ます。
そしてボケ版と使用例です。
ボケ版はこのように、フチをぼかすことで
作られます。さまざまなソフトでも
カンタンに加工でき表現可能です。
ボケ版は、角版その他とくらべると
現実的な印象がぼやけ、イメージの
世界を感じさせるときにも使われます。
そして切り抜き版とその使用例です。
切り抜き版は、リンゴや人物などの
オブジェクトの形で写真を切り抜くことで
つくられます。
効果としては、丸版よりもさらに
活発な印象を作り、動きや楽しさなども
表現されます。
切り抜き版は、別の例でも見てみます。
左のような人物の写真を右のように
切り抜くわけですが、
使用例としてはこのように変わってきます。
切り抜き版を入れることは、堅苦しさを
やわらげ、元気良さ楽しさを表すことが
できる形になります。逆に言えば軽さに
つながることもありますので、その点も
考慮するようにしてください。
以上が、主な写真の形とその使用例と
印象の違いについての解説でした。
よくあるのがイメージがマッチしているか
どうかを考えずに、なんとなくカッコいいから
と思い、ボケ版ばかり使うとか、そういう
事例も見られますが、
これからは、
そのようなことがないように、見込客に
イメージを伝えるのにどの写真の形が
ふさわしいのかよく考慮してください。
では、今回見た違いも踏まえて、
使用する写真を選ぶ様にしてくださいね。
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