チラシの集客力、POPの収益力を
30%以上!増加させるデザインの
テクニックをアドバイスしています。
販促ツールコンサルタントの
那須野です。
読むだけで販促デザイン力のつく
ブログです。
前回、チラシやPOPに使う配色で
一番目立つ色である3色の色、赤色、
黄色、だいだい色について解説しました。
そして、これら目立つ色を使用する時の
注意点があるという話をしました。
それについて今回くわしくお話したいと
思います。
それは目立つ色3色の中でも特に
目立つ赤色、そして黄色についての
ポイントや注意点になります。
いきなり事例から行きますと、
例えばこのような例です。
どうでしょうか?赤で目立つものが
多いですが何を強調したいのかよく
わからなくなってしまっています。
極端な例ですが、このように、
とにかく赤が目立つと思って
多用することで起きがちな例です。
またここで使われている赤は
最もあざやかな赤色で、これだけの
量が使われていると目に厳しく感じます。
この一番鮮やかな赤を100%として
0%から順に濃くしてみるとこのように
なります。
これをみると80%〜90%くらいの
赤でも目には優しくなりつつ目立つ色として
機能しそうです。
メリハリをつけるためにも100%以外の
赤も使って、このPOPかチラシかポスターかの
配色を変えてみましょう。
目にも少し穏やかになり見やすく
なりながら、メリハリがつきました。
何を強調したいかがはっきりわかります。
100%の赤色は「金赤」(きんあか)
とも言い、とても目立つ色で、とくに
金額的なお得感を出すのに有効な色ですが
多用するとうるさい感じになります。
どこを強調したいのか、わからなくなります。
上の例では、赤系統だけを変化させていますが
ちなみに、この同系等の色だけを使うのは、
元気良さや開放感がなくなりますので、
黄色も少し使ってみます。
(さまざまな配色の組み合わせによる
イメージの違いについては、また別途
詳しく解説したいと思います。)
メリハリは残しながらも、明るさや
元気良さが出てきました。
ここから少し発展させて、
強い黄色を使いすぎてしまう例
についても見てみたいと思います。
見ての通り、一番鮮やかな黄色を使うと
やはり目立つことは目立つのですが、
この場合少し目に厳しい印象もあります。
(一瞬で読ませたいPOPなどでは、
一番あざやかな黄色や蛍光色なども、
もちろん使って良い場合もあります。)
この一番鮮やかな黄色を100%として、
0%から順に濃くするとこのように
なります。
これを見ると70%〜90%くらいでも
十分めだつ黄色ではないかという様に
気がつきます。
ちなみに、70%の黄色を使用すると
このように変わります。
十分目立ちながらメリハリも残し、
これくらいもアリなのではないか、
とも感じます。
ここで、目立つ色である、赤色と黄色を
ブレンドするとどうなるか、作ってみました。
これを見て言えることは、まず、
下の、丸で囲んだあたりの多数の色が
十分目立ちそうな色だと言えること。
そして、
赤と黄色の組み合わせでも多様な
色の表現ができるということ。
こういったことがわかると思います。
ですので、これからは、
チラシやPOPという販促ツールの
配色を考えるときに、
目立つからと言って、
一番鮮やかな赤や黄色だけを
たくさん使うのではなくて鮮やかさを
落とした色も使って変化を表現しましょう。
特に赤などは、
どこを一番目立たせたいのか
メリハリも考えて使用するの大事です。
そして、このように赤や黄色だけでも
じつに多様な色を表現ができることも
覚えておいて、ぜひ、印象に残る
販促ツールを作っていってください。
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