販促ツールに使う写真の最適な大きさや画質について

 

チラシの集客力、POPの収益力を

30%以上!増加させるデザインの

テクニックをアドバイスしています。

 

販促ツールコンサルタントの

那須野です。

 

読むだけで販促デザイン力のつく

ブログです。

 

今日は、お伝えしたいことですが、

実際販促ツールを自分のPCで

作る時に割と問題になるんですが

対処法が知らない方が多い話です。

 

これを知らないと作った販促

ツールのファイルがどんどん

重くなったりします。

 

この結果、ただでさえ忙しい中、

こういうことで、データ保存など

作業の時間が増えて行き、イライラ

してしまうことにもなりかねません。

 

それは、何の問題かといいますと、

 

販促ツールに必要な写真のサイズを

知る

 

ということです。

 

サイズといっても文字どおり

印刷したときの大きさという意味

写真のデータの量という意味

両方あります。

 

この両方のサイズに関する問題

です。

 

よくある問題というのは、

 

その販促ツールに必要以上の大きさの

データの写真が入っていて、チラシや

POPやメニューなどのデータが

重くなってしまうということです。

 

POPやチラシではあまり

大問題になることはないですが、

(それでもハードディスクの

 容量を食っていくことになります)

 

特にメニューなどページがあるもの

では、相当にファイルが重くなる

ことにもなりかねません。

 

あるいは逆に、印刷に必要な量を

大きく下回る画像となって

いわゆる画質が悪い、という印象

なってしまうこともあります。

 

このあたりについて

なるべく難しくならないように

解説したいと思います。

 

先にdpiについて説明します。

 

ややこしいのはこの概念くらいです。

 

dpiと書いて、正式には

ドット・パー・インチと言います。

 

直訳すれば1インチあたりの点の数

です。


雑誌等の印刷物を虫眼鏡でみると

一つ一つ違う色の集合になって

いると思います。

(厳密には青、ピンク、黄色、黒の

 4色の点です。)

 

この点のもとになるデータ上の

点が、ドットです。

 

(データ上の点のことを画素とも

 いいます。デジカメなどで

 1000万画素とかの画素です。

ピクセル」も同じ意味になります。

 ややこしくなるのですが、画面上では

 dpiではなくて正確には、

 ppi=ピクセル・パー・インチです)

 

印刷物にする際に、 

 

1インチ(約2.54㎝)の縦または

横の辺の中に、この点がいくつ

入っているかということです。

 

注:1インチの四角形に

   いくつ入っているかではない


 (わかりやすく図示しています。)


なので、例えば10dpiだとこういう

ことです。

このように、

 

1インチの辺に100個の点が

入っていると、100dpi、

1インチの辺に200個の点が

入っていると、200dpi

 

ということです。


このdpiで示される数値のことを

解像度と言います。

 

解像度が高い、低いということを

聞いたことがあるかもしれません。


インターネットの画面なので、

厳密には示すことはできませんが

印刷時の解像度が高い、低いという

のはイメージとしてこういうことです。

 

さて実際、印刷物に必要な解像度

どのくらいなのでしょうか?

 

答えとしては、チラシなど、

手に取って読むようなものであれば、

300〜350dpiが最も綺麗に見える

解像度とされています。

 

あまりそこの画質にこだわらないと

しても、最低150dpiはほしいところ

です。

 

ポスターなど離れて見るものであれば、

100〜200dpiとされています。

 

つまり、それぞれの

数値以下だと粗く見えてしまう画像、

数値以上だと不必要に重い画像、

ということになります。

 

ではインターネットなどで手に入れた

画像は、今作ろうとしている

販促ツール上で、どのくらいの大きさに

適しているのか?

 

それも簡単にわかります。

 

例えばこの画像の例でいくと、

この画像のプロパティか情報を

調べれば、下記のように書いてあり、

 

横に1920個の点(ピクセル=ドット

縦に1280個の点(ピクセル=ドット

で作られた画像だということが

わかります。

 

ダウンロードするときに大きさとして

表示されている場合も多いです。

 

ではこれが、A4のチラシで

使用するなら、どのくらいの

大きさが適切かを考えてみます。

 

300dpiの綺麗な画像で

使いたいとすると、それぞれを

1インチにほしい300ドット分で

割って

 

 (1920÷300)インチ

×(1280÷300)インチ

 

つまり

 

6.4インチ×4.27インチ の

大きさで使えるという事です。

 

さらに、センチに直すと

1インチ=約2.54センチとして

 

   6.4×2.54センチ 

× 4.27×2.54センチ


計算すると

 

横16.3センチ×縦10.8センチ

 

となり、A4で印刷したときに、

この大きさが一番綺麗に表示される

大きさということになります。

 

つまり、この画像をチラシの画像で

使う場合、

 

画素数そのままの状態で、

これ以下の大きさに縮めて使おうと

すると必要以上に大きい=重い画像

になる、ということです。

 

さて、その場合どうすればいいか、

そしてjpeg、png、gifといった

よく目にする画像の種類の特徴

ついて、次回、お伝えしたいと

思います。

 

ちょっと難しかったと思いますが、

おさらいです

 

画像は全て、点=ドット=ピクセルの

集合であること、

 

dpiとは1インチの縦横に何個ずつ

点が入っているかという単位であって、

 

それぞれの印刷物に適したdpi

レベルがあるということ、例えば

A4チラシなら300〜350dpi

最適ということ。

 

画像の情報の中でその画像が

縦横いくつの点でできているのか

わかり使用に最適な大きさが

計算できること、

 

こういう話があったな、くらいと

思って必要なときに参考にして

ほしいと思います。